醤油発祥の地へ(その2)
次に訪れたのが、天保十二年創業の角長(かどちょう)さん。
車を駐めて店頭まで歩く間も、醤油の香ばしい香りが立ちこめています。
なんと角長さんは、人気コミック「美味しんぼ」で紹介されたことのある老舗です。
江戸時代、この辺りには92軒の醤油蔵があったそうなのですが、
今なお伝統製法で醸造している醤油蔵は、角長さん一軒のみになってしまったのだそうです。
角長さんのお店の方によると・・・
「おいしいお醤油をつくるには、天井・かべ・床に住み着いている蔵つき酵母が大切なので、
一般の方の見学はお断りしています。」
とのことでした。
因みに、このあたりは「湯浅伝統的建造物群保存地区」と呼ばれていて
角長さんを含めて明治初期の町並みが残されています。
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